シンプルな生地をオーブンで焼くだけで簡単に作ることができるクッキーは、家庭で作って楽しまれたり、大好きな人にプレゼントされたりと、作る楽しみと貰う幸せがぎゅっ詰まったお菓子です。手作りのクッキーに、食べる人のことを想ってデザインされた素敵なパッケージが付いていたら、もらった人の喜びは何倍にもなるでしょう。先日、食に関わるデザインを行うYUKI FOOD DESIGN STUDIOの小林さんが、2組の親子と和三盆等を使ったさくさくふわふわのクッキーづくりをした後、プレゼントする人のことをイメージしてパッケージデザインまで行うワークショップを開催し、その様子を取材しました。夏休みの自由研究にも素敵なテーマになると思うので、是非親子でチャレンジしてみてください!
簡単で美味しいクッキーづくり
和三盆(わさんぼん)はやさしく上品な甘味が特徴な砂糖です。溶けにくいため、さくさくとした食感をクッキーに与えてくれます。材料はすごくシンプルで、動画内(1:00)でご覧いただけます。作り方もとても簡単で、生地を練って丸めるだけで作れます。
一定量を丸く丸めていきます。参加した皆さんも楽しそうに共同作業していました。より美味しく食べられる詳しい作り方は「YUKI FOOD DESIGN STUDIOのWEBサイト」から。
パッケージデザイン – 相手のことを考える
クッキーを焼いた後は皆でパッケージデザインに挑戦しました。小林さんは「デザインすることは人に伝えるという行為です。自分が好きなことや描きたいものをイメージしてしまいますが、見てもらう相手のことを考えて人に何かを伝えるがとても大切です」と言って、まずはクッキーを渡したい相手を考えてもらいました。次にメッセージやクッキーの味などからイラストの色使いやモチーフを探り、デザインに落とし込んでいきました。
皆さんは最初悩んでいましたが、お父さんや、兄弟など、相手の顔が明確になったら次々とアイデアが浮かんできて、一気に手を動かしていきました。
完成!
プレゼントする人のことを考え、適切なイラストや色を使ってデザインした、それぞれのクッキーが完成しました。「さくふわ」という言葉はこのワークショップの中で自然に出てきました。
午前中の2時間ほどの時間でしたが、世界にひとつの素敵な作品が出来上がる様子に立ち会えたことに感謝します。夏でなくても、楽しい時間に与えてくれるでしょう。