漬物名人 さかえさん
さかえさんは、徳島県の里山に暮らす漬物名人です。漬物歴はなんと60年。大根や梅をはじめ、さまざまな漬物を作ってきました。その出来はご近所さんやお子さんやお孫さんのお墨付き。大阪から引っ越してきた「宮商店のもつさん」に、その知恵や技術を惜しむことなく伝授しています。少し前に両ひざの手術をしたそうですが、今は元気いっぱいで、重いものも持って運ぶほど。とても話やすく、漬物にまつわる面白い話も聞かせてくれます。
「つけもんだけでもご飯は食べれる」
さかえさんの漬物の技術は、さかえさんのお母さんから教わったものをアレンジして培ったといいます。さかえさんのお母さんが大阪から徳島の農家に嫁ぐとき、母からかけられたのは「さかえ、百姓家行ってもな、つけもんだけは美味しいに漬けな。つけもんだけでもご飯は食べれる」という言葉。その言葉の通り、漬物には凝って凝ってしたそうです。
さかえさんは、これからも地のものメディアでその知識を伝授してくださるそうです。元気なさかえおばあちゃんを取材させてもらえること、誇りに思います。