冬自慢 – 大根

「冬自慢」は、主に全国各地で作られる冬野菜です。程よい歯ごたえとでみずみずしさで、煮物料理、肉料理、鍋、サラダなどさまざまな料理として楽しまれます。冬自慢は、寒さに強く、雪が降るような気候でも、凍ってしまうことはなかなかありません。寒さから身を守ろうとする大根は、糖度やビタミン濃度を上げ、水分が凍らないように栄養素を作り出すため、寒くなるほど、甘くて美味しい大根に成長します。料理にすると味がよく染み込むことから煮物や漬物にするのもおすすめです。

分類 アブラナ科ダイコン属
産地 日本全国各地
収穫時期 寒冷地(9〜11月)温暖地(11〜12月)
主な栄養価 ビタミン、葉酸、カルシウム
収穫したての新鮮な大根「冬自慢」

特徴

冬自慢は、病気に強く、収穫時期も長いことから、育てやすい品種です。表皮はツヤツヤとしなやかで、ハリがあります。煮物やサラダ、鍋、漬物などさまざまな料理で冬の食卓を彩ります。

収穫時期

冬自慢の収穫時期は、地方によって、少しずつ異なりますが、ス入りが遅い品種なので、比較的長い間収穫できます。冬季に向けて夏から植え始めます。

選び方

品質の高い大根を選定

重みがあり真っ直ぐに伸びた大根

ずっしりと重みがあり、まっすぐに伸びていて曲がっていないものが理想です。見た目が立派で大きくても、軽い大根は中にスが入っていてあまり美味しくありません。表皮はツヤツヤとしていて、きめの細かいものが良いとされます。一本一本、実際に手にとってみて選びましょう。

保存方法

室内の常温で保存

畑で収穫した大根土がよくついた大根の土をとっていきます。タオルで拭いても良いですが、おすすめの道具は藁です。乾いた藁で拭き取ると、汚れがよく落ち、綺麗な青白い表皮が顔を出します。よく拭いた後、少し湿らせた新聞紙で包み袋に入れて常温で保存します。

土の中で保存

家庭菜園や、ご近所さんからたくさん貰って室内で保存ができないなんて時はありませんか。そんな場合は、土の中へ埋めて保存できます。大根の根っこの部分を下に向け、葉っぱを除く部分を埋めて保存します。大根は寒さに強いので、寒い場所だと持ちがよくなります。いっぺんに埋めずに1本一本埋めるのがおすすめです。収穫した時期や鮮度によりますが、長期保存が可能です。

関連記事

  • 2021.6.1

    採れたて小梅で梅干しづくり part.1 – 地のものキッチン

  • 2021.4.7

    漬物名人に教わるたくあんづくり Part.2 – 宮商店 村の台所

  • 2021.2.23

    宮商店のもつさん

  • 2021.2.22

    漬物名人 さかえさん

  • 2021.2.21

    漬物名人に教わるたくあんづくり Part.1 – 宮商店 村の台所