2021.2.21
鮎の骨酒 | 鮎の焼き干し Part.2 – 漁師の試み
近くの川で鮎漁をする漁師が、夏に採って余った鮎を、地元の薪と炭で焼いて干した「鮎の焼き干し」。2週間と少し後、冬の澄んだ冷気の下で無事に美しく干しあがりました。カリカリになって干物感が出て、ほとんど重みを感じないくらい軽くなりました。これからこの鮎をダシとして、さまざまな料理に使っていこうということになりました。数日後の週末、最初に試したのは、この企画が始まったときから漁師がずっと考えていた、「鮎の骨酒」でした。 鮎の骨酒 骨酒とは 骨酒(こつざけ)とは、熱々に炙った魚の干物…
2021.2.18
ドフドフ原と漁師
「Cabanon ドフドフ原」と名付けられたこの山小屋は、使われなくなっていた古民家を、近隣の人々によって改修して作られました。山々と柑橘畑に囲まれたそこでは気の知れた漁師やその仲間、家族が、近くの野山や川で採れた野菜、魚、肉が持ち寄り、囲炉裏を囲んでにぎやかな夜を過ごしたり、昼間は、伸びすぎた近隣の木を伐って薪を作り、焚火をして魚や肉を焼いたり、景色を見て珈琲を飲んだりする自由で優しい時間が流れます。 地のものを楽しみ追求する場所 様々な地のものが持ち寄られるこの場所は、そ…
2021.1.30
漁師の試み – 鮎の焼き干し Part.1
鮎(あゆ)は、独特の良い香りと、食べやすく美味しい身、そして中流での釣りの楽しさで、多くの愛好家がいる川魚です。水質の良い河川が流れる地域の漁業協同組合が毎年多くの鮎を放流します。新型コロナウイルスが猛威を振るった2020年、川遊びイベントに使われる予定の鮎が余ってしまいました。せっかくなので冬の澄んだ空気の中で「鮎の焼き干し」を作り、ダシや骨酒にしてみては・・・と思ったのがこの試みのきっかけです。 動画 作り方 ①鮎の下処理内臓とエラを取り、きれいに洗う まずは鮎の下処理か…