前回の記事「名人に学ぶ山菜の王様「タラの芽」収穫の心得」で収穫したタラの芽。新緑の爽やかな味わいと、根元の心地よい歯ごたえを楽しむおすすめの食べ方は、何と言っても天ぷらです。作り方は非常に簡単なのですが、タラの芽の良さを引き出す美味しい天ぷらづくりのポイントをご紹介します。タラの芽を食べるときはぜひ参考にしてみてください。
材料・道具
所要時間:10分程度
材料
サラダ油 | 適量 |
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てんぷら粉 | 適量 |
塩 | 少々 |
道具
天ぷら鍋 | 1個 |
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ボール(天ぷら用) | 1個 |
包丁 | 1丁 |
まな板 | 1枚 |
ザル(水洗いに) | 1個 |
ボール(水洗いに) | 1個 |
菜箸 | 1組 |
キッチンペーパー | 数枚 |
根元を薄くカット、大きいものは食べやすくカット
まずはタラの芽の下処理をします。タラの芽の根元は厚い表皮で覆われています。食べられなくはないですが、無い方が美味しく食べられます。根元を包丁で少しカットすると、自然と表皮が取れます。数が多い場合は少し面倒ですが、この作業をすべてのタラの芽に施していきます。
タラの芽を洗う
次にタラの芽を冷水で水洗いします。タラの芽はトゲが多いのでボールとザルを使ってなるべく素手で触らないように洗います。葉の裏に小さな虫がいるときがあるので、丁寧に洗いましょう。天ぷらにするので、洗い終わったらよく水をきっておきます。
てんぷら粉は薄めがおすすめ
特に味付けは不要で、てんぷら粉を水に溶いたものにタラの芽を軽く漬けていきます。好みにもよりますが、基本タラの芽の天ぷらは、揚げたときの食感が大切です。そのためにはてんぷら粉はさらっとするくらいに水で薄め、衣を薄く揚げることが大切です。ドロッとするくらい濃い天ぷら粉に漬けると衣が厚くなり食感が味わいにくくなります。洗ったタラの芽に、均等にてんぷら粉が馴染むように軽く浸したら、油を熱した天ぷら鍋に入れていきます。
1~2分でからっと揚げる
十分な量の170℃程度の油で1~2分揚げます。短すぎるとトゲに火が通らずに食べるときに痛いので、短すぎず長すぎない時間がベストです。大きさによって若干時間が違うので、気を付けながら油から上げていきます。揚げ終わったらキッチンペーパーで余分な油を除きます。
サクサクにして塩でいただく
完成!写真ではトゲトゲして痛そうですが、食べてみると軟らかく、全く気になりません。根元のコリコリと、葉の部分のサクサクとした食感のバランスが最高で、味も爽やかな風味があるので、シンプルに塩を付けていただくのがおすすめです。
こちら後日名人が揚げたもの。衣が均等で、緑が美しく、サクサク感が増していました。好みは人によって違うのでこの感じが出るまで何度か試行錯誤したいですね。
うどんにのせる
タラの芽の天ぷらはそのままうどんにのせても美味しいです。ツルツルのうどんを、サクサクのタラの芽と一緒にいただく、最高の一杯になるので、ぜひお試しください!