2021.5.8 | 食べる

豆腐屋さんのおからでつくる「おからブラウニー」- おやつの花

全国的な品評会で何度も賞を受賞する充填豆腐をつくる豆腐屋さん「村のおっさん豆腐」から日々出る、こだわりの厳選大豆を搾って豆乳を取った後の搾りかす「おから」は、食物繊維を多く含むヘルシーで美味しい食材です。地の食材を使った様々なお菓子を開発・販売するYUKI FOOD DESIGN STUDIO 小林さんは、このお豆腐屋さんからおからを譲ってもらい、お菓子作りに使っています。その中でも代表的なのがこの「おからブラウニー」です。食感と優しい甘さがクセになる幸せなスイーツです。おからブラウニーづくりを取材させていただきました。

レシピは1:13から

材料・道具(20cm角型1台分)

所要時間 45分~60分

基本的な材料
卵(常温) 2個
砂糖 90g
菜種油 80g
はちみつ 20g
おからミックス
ココアパウダー 50g
アーモンドパウダー 30g
おから 200g
カカオニブ 適量
道具
ボウル
ハンドミキサー
はかり
へら
オーブン

作り方

1.おからミックスを作る

上記「おからミックス」の材料をボウルの中で混ぜます。塊が残っていると出来上がりに影響するので、手を使ってできるだけ細かく丁寧に混ぜていきましょう。

2.卵・砂糖・菜種油・はちみつを混ぜる

上記材料を別のボウルに入れ、ミキサーで混ぜます。あまり混ぜすぎるとうまく焼けなくなるので、適度に混ぜ合わさった状態でミキサーを止めます。冬場、はちみつがかたまっている場合、沸騰させない程度のお湯に漬ける「湯煎」を行い、混ざりやすくします。

3.2つのボウルを混ぜ合わせる

先で作ったおからミックスと「2」を合わせて、よく混ぜて絡めます。均等に混ざったら生地の完成です。

4.角型に生地を詰める

角型に生地を詰めていきます。四隅にしっかり生地がいきわたり、中央が少しくぼんだ状態にすると全体に火が通りやすいです。最後に上からカカオニブを適量ふってオーブンに入れます。

5.オーブンに入れる

この状態で、180℃のオーブンで15分。クシを通して出来上がりを確認します。

6.冷ましてカットして完成

焼きあがったものを、冷まして、適度な大きさにカットして完成です。使うおからによって少しずつ味や食感が変わってきそうで、違いを楽しみたいお菓子でもあります。小林さんのWEBサイトでは、お菓子のレシピの一部も公開されているので、ぜひお役立てください。

豆腐屋さんのおから

美味しくて、たんぱく質などが豊富な日本の健康食、豆腐(とうふ)。豆腐は、大豆を搾って作られる豆乳が原料になりますが、豆乳を搾った後に残る大豆の搾りかすが「おから」です。豆腐屋さんでは、日々豆腐を作る際に必ず出るもので、豆乳を搾る機械から、薄くスライスされたチーズにように出てきます。捨てられることもありますが、多くの食物繊維や更年期障害の緩和にも効果があるとされるイソフラボンを含むヘルシーフードで、アジアでは広く使われています。 豆腐屋さんでおからが出来る風景 ご縁があり、近所…

小林 幸さん – YUKI FOOD DESIGN STUDIO 

小林さんは、徳島県を拠点に、レシピ開発や、パッケージ、チラシ、ロゴなどのデザインなど、食とデザインに関わる様々な分野で活躍しています。また、書家としても活動し、個展やワークショップを開催したり、デザインに役立てています。東京都出身の小林さんは、多摩美術大学環境デザイン学科を卒業後、デザイン事務所や飲食店の仕事を経験し、フリーランスでフードデザイン事務所を始めました。活動拠点がすぐ近くなので、地のものメディアの立ち上げに様々な形で力を貸してくれました。彼女の食材と真剣に向き合う…

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