2021.5.19 | 食べる

3種の桜の塩漬け-地のもの編集部の草花日記

前回の春の花のドライフラワー シリカゲル法-地のもの編集部の草花日記に続き、桜を楽しむ試みの第2段。庭に植っていたり、近隣の方から分けていただいた3品種の桜を使い、お菓子づくりや料理などに使え、長期保存できる桜の塩漬けを作ってみました。桜の種類によって風味こそあまり違わないものの、花の形状や質感、色はさまざま。一度作って冷蔵庫で保存しておけば、好きな時にお料理やお菓子をかわいく彩ってくれます。行程もとても簡単なので、桜の季節には庭先などの桜を少し使って、早春を感じる桜の塩漬けをぜひ試してみてください。

材料・道具

所要時間 2週間程度(漬ける期間含む)

材料
桜の花 適量
桜の半分程度
レモン 桜が浸かる程度
道具
剪定ハサミ
ボール
ザル
キッチンペーパー
ジップロック

作り方

1.下準備

桜は軸ごと剪定し、花部分を使います。塩漬けにすると半量ほどにかさが減るので、それを踏まえて剪定の際に少し多めに用意します。今回は時期が遅くなり満開の桜を使いましたが、5〜7部咲程度の時期に剪定するのがお勧めです。桜の蕾も試しに一緒に漬けてみたいと思います。

2.桜の汚れを落とす

ボウルに水を張り汚れを落とします。がくやホコリ汚れが浮いてくるので、綺麗になるまで何度も繰り返します。汚れが出てこなくなったら優しくもみ洗いして、しっかりと水気を切ります。

3.水気を切る

ザルやお皿に揚げ、キッチンペーパーで水を切ります。この時できるだけ水分が残らないようにキッチンペーパーを変えて何度も吸い取ります。押し潰さないように注意が必要です。

4.塩とレモンを入れる

保存袋に桜、塩、絞ったレモンを入れます。絞った際に種や不純物があれば取り除きます。

5.冷蔵庫で2週間保存

特に重しは必要ないので、ジップロックに空気が入らないようにしっかりと密封し、このまま冷蔵庫で2週間保管したら完成です。その後も冷蔵保存して、しばらくの間使い続けられます。

6.完成

色合いの異なる塩漬けを瓶に移しました。このままだと塩辛いので、一晩水に漬けて塩を抜いてから使います。和食や洋食のスタンダードな料理とも相性が良さそうです。時間のある時に、お菓子や料理づくりに使っていけたらと考えています。可愛らしい春の食卓を楽しめそうです♪

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