2021.7.6 | 子育て

よもぎの草木染めでてるてる坊主 – 地のもの編集部の草花日記

じっとりと蒸し暑い日がつづき、雨で出来ることも限られる梅雨時期、子どもと一緒にうなだれてしまいがちです・・。そんな時、昔ティッシュを丸めて作った晴天のおまじない、てるてる坊主を草木染で作ってみることを思いつき、実行してみました。紫陽花など、いろいろと試しましたが、布に色を定着させるのに定着剤などが必要そうだったので、今回はそういったものがなくてもできたヨモギを使ってみました。とても簡単に、お子さんと一緒に楽しくできるので、梅雨の時期の鬱蒼とした気分晴らしにぜひ試してみてください。

庭の畑の収穫がきっかけ

草木染めのきっかけは、連日の悪天候で室内遊びに飽きている子どもを連れ、畑に数珠なりになった夏野菜の収穫をしている時、満開の紫陽花や、傍らに咲く色とりどりの草花を見つけたので、部屋に持ち帰り草花遊びをしようと思いついたことでした。

材料・道具

所要時間3時間(干す時間を含む)

草木染め材料
よもぎ 7〜8枚
300cc
布(ダブルガーゼ) 2枚
てるてる坊主材料
てるてる坊主に詰めるティッシュ 2
麻紐 30cm
すり鉢セット(小) 1
ハサミ 1
小鍋 1
ボール 1

草花染めのやり方

1.よもぎを茹でる

軽く水洗いしたよもぎを小鍋入れ、水と一緒に茹でる。柔らかくなってきたら火からあげます。

2.すり鉢で潰す

茹で汁を含んだままのよもぎをすり鉢に入れ潰していく。すり潰すことにより、繊維が壊れ色が良く出るようになるので、布が染まりやすくなります。布は家にあるもので問題ありませんが、柔らかい布が染まりやすいです。今回はスタイを作った余り布のダブルガーゼを使いました。

丸めたよもぎ

3.丸めたよもぎで色を付ける

持ちやすい大きさに丸め、思いのままに色をつけていきます。茹で汁が緑色になり丸めたよもぎから鮮やかな色が出てきます。よもぎの香ばしい香りに癒されます。

4.黄緑色の染め布完成

スタンプののように押していくのが楽しかったようで、水玉模様がたくさんできました♪

5.グラデーション柄

もう一枚の布は中央にヨモギを包みグラデーション柄になるように揉み込みました。

よもぎの染め布を干す

綺麗な色に染まりました

よもぎの染め布が出来上がりました。よもぎは季節によって染め上がりの色が異なります。春は黄緑色、夏は濃い緑色に染まります。季節ごとに色が変わるのも草花染めの醍醐味の一つです。

てるてる坊主を作る

1.染め布の中央に丸めたティッシュを置く

布の中央に詰め物となる丸めたティッシュを置き中心を取りながら包みます。

6.麻紐で縛る

麻紐で結びます。ドレープ部分を長めにとると、バランスが取れたてるてる坊主になります。

7.好きな顔を描く

にっこり笑顔のてるてる坊主が出来上がりました。よもぎの香りが爽やかです!

よもぎ染めのてるてる坊主が完成

子どもと一緒に楽しみながら、制作することができました。窓際にてるてる坊主を飾って梅雨明けを心待ちにしながら、作ったことを楽しそうに話してくれる姿を見るのが微笑ましく、飾った部屋も素敵な空間となりました♪これから夏本番、色鮮やかな植物がたくさん出回る季節なので、様々な草花で草木染めを試してみるのが親子の楽しみの一つになりそうです。