2021.7.26 | 飲む

3種のすももの酵素ジュース – 地のものキッチン

前回のすももジェラートに続き、たくさんもらったすももを余すことなく使うために、ヘルシーなすももの酵素ジュースを作ってみることにしました。すももジュースは見た目も可愛らしく、甘酸っぱくて美味しいです。市販のものを購入するよりは少し手間がかかりますが、工程はとってもシンプル♪ 定期的にかき混ぜ、だんだんと発酵していく様子を見るのは愛着が湧き、手作り特有の面白さがあります。発酵する内に香りが強くなってくるので、蓋を開けると部屋に香りが広がり、混ぜるのが楽しみになりました。梅雨時期の定番で、毎年楽しみに行っている梅シロップに加え、今年からは酵素ジュースも我が家の手仕事シリーズに仲間入りしそうです。

材料・道具

所要時間1時間(漬ける期間2週間程度)

材料
すもも:砂糖 1:1
すだち酢(レモン酢を使う所をすだちが手元にあったのですだち酢を使います) 2玉
主な道具
漬ける為の瓶 1
保存瓶 1
ボウル 1

作り方

1.しっかりと水洗いをする

すももを冷水で丁寧に洗います。実がブヨブヨとし腐っているものは省き何度か洗い流します。熱を通さないので、原料を清潔にしておくことは重要なポイントです。

2.キッチンペーパーで水気を拭き取る

洗い終わった実をボウルに入れ、水分をキッチンペーパーで一つずつ拭き取ります。水分が余計にあると腐りやすくなるので、この工程も丁寧に行う必要があります。

3.砂糖とすももを交互に入れる

あらかじめ熱湯消毒かアルコール消毒した清潔な瓶を用意します。酵素ジュースは常温で保管する必要があるので、できれば熱湯消毒でしっかりと除菌しておくのがおすすめです。まず底が見えなくなる程度の砂糖を敷き、その上に実を隙間なく入れます。何度か繰り返し層を作ります。

4.最後は砂糖を入れる

一番上まで入れ終わったら、最後に砂糖で蓋をします。

5.すだちを搾る

通常はレモン酢を加えるのですが、すだちが手元にあったので、代わりにすだち酢を使いました。すだちは香りが強く酸味の中に爽やかな苦味があるので甘酸っぱいすももと合いそうです!

6.密封し、2週間保管

全て入れ終えたら密封し、冷暗所で2週間ほど保管します。

7.素手でかき混ぜ、酵母菌で発酵させる

翌日から数日置きに素手でかき混ぜます。手にいる酵母菌で発酵させるので、かき混ぜる前は石鹸を使わず水でしっかり洗い、キッチンペーパーなどでしっかり手の水分を拭き取っておくことが成功の秘訣です。

8.発酵が進むとだんだんと泡立ってくる

泡立って甘酸っぱい良い香りがしたら飲み頃です。あまり時間を置きすぎると実がどろどろして傷みやすくなるので、数日以内にザルなどでシロップをこして瓶に詰めます。

9.酵素シロップの完成!保存瓶に詰める

出来上がったシロップを保存瓶に入れます。今回はジャムの容器を使用しました。画像の分量でジャム容器いっぱいと少しの分量が取れました。

炭酸に割って試飲

炭酸で割って飲んでみました。すももの甘酸っぱさとすだちの酸味で、やまももジュースに似たような甘酸っぱいコクのある美味しいジュースが出来上がりました。本当に体に良いかは諸説ありますが、あっさりおいしくいただけるので、夏の飲み物として重宝しそうです!身の回りにあるもので手作りシロップが作れるのは、田舎ならではの楽しみの一つではないのかなと思います。

すもも

スモモは初夏に実をつける日本原産の果物です。梅雨が明け6〜8月頃になると、スーパーや産直などでよく見かけるようになります。完熟すると生でそのまま食べられるようになり、ジューシーな果汁と優しい酸味が特徴的です。柔らかいので簡単に加工しやすく、スイーツやジュースなどにもよく使われます。種類がいくつかあり、鮮やかな赤色は見た目も可愛らしいですが、黄色い品種の方がより甘さは強くなります。初夏のメニューにおすすめです。 新鮮なすももの見分け方 鮮度の高いすももは、表皮がつるんとハリがあ…

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