雨の日が続き、梅雨の季節に入った5月下旬、近くのすだち畑の花が満開を迎え、辺り一面やわらかな甘い香りで包んでいます。西洋では、古くから橙の花のお茶を飲む習慣があり、柑橘の花からお茶が作れると聞いたので、すだちの花を少し摘んできて、リラックスできるすだちの花のフラワーティーを淹れてみました。見た目はもちろんのこと、風味や味も癒される優しいお茶が簡単に楽しめます。近くで柑橘の花が咲いていたら是非試してみてください。
すだちの花
新緑が終わり蕾が開くと、真っ白い花が咲き始めます。家紋になるほど美しいこの花は、ジャスミンに似たような透き通った優しい香りで、見た目や香りで癒しを与えてくれます。今回はお花を少し使ったフラワーティーの淹れ方をご紹介しますが、そのまま花をお部屋に飾って、フレグランスとして香りを楽しんだり、はちみつに漬けて甘いシロップにしたりと色々な使い道がありそうです。自然の素材を生かした様々な活用法を模索していきたいと考えています。
材料・道具(2杯分)
所要時間 5分
材料
すだちの花 | 7〜8つ |
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お湯 | 500ml |
道具
ティーポット | |
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ソーサー |
作り方
1.すだちの花の汚れを落とす
ボウルに水を張り付着した汚れやホコリを落とします。花びらがとれやすいので、飾り用の花は優しく崩れないように洗います。何度か繰り返し綺麗になったら水気を切ります。
2.ポットに入れお湯を注ぐ
ポットに花を入れお湯を注ぎます。お湯を注ぐと湯気と共に甘くて優しい香りが漂ってきます。
3.蒸らす
お湯を注ぎ終わったら2〜3分蒸らします。だんだんとお湯の色が染まってくるのがわかります。
4.完成
ソーサーに注ぎ花を浮かべて完成です。すだちの酸味があるのかと想像していましたが、酸味はなく、すだちの花の優しく甘い風味が染み込んだお茶になりました。梅雨時期で家で過ごすことが多くなる季節ですが、自然を感じる優しいティータイムを楽しみました♪