2021.2.16 | 食べる

新たな柑橘でつくるパウンドケーキ – おやつの花

「阿波すず香」は、ゆずとすだちという2つの柑橘を掛け合わせて生まれた、まだあまり知られていない新たな香酸柑橘です。果実・果皮・果汁、全体的に苦みや酸味が少なく、柑橘のまろやかな風味が楽しめるのが特徴です。そんな阿波すずかの特徴を生かしたパウンドケーキを作りを取材することができました。まだ阿波すず香はあまり市場に出回っていませんが、いろいろな柑橘のパウンドケーキ作りに応用できるレシピです。

動画

作り方・保存法

阿波すず香のパウンドケーキはYUKI FOOD DESIGN STUDIO、小林さんが開発しました。

詳しいレシピはYUKI FOOD DESIGN STUDIOのホームページで紹介しています。

パウンドケーキは、カットした後ラップに包み冷凍しておくと、電子レンジで解凍して好きなときに楽しむことができます。取材に使ったケーキを丸ごと分けていただきましたが、保存してしばらくおやつに事欠くことはありませんでした。優しい柑橘の香りは飽きがこず、いくらでも食べれてしまいそうでした。

オレンジ色つぶつぶが見た目の可愛らしさも引き立ててくれます

阿波すず香を使ったお菓子への活用のポテンシャルは高く、生産量の増加を求める声は少なくありません。YUKI FOOD DESIGN STUDIO、小林さんのセンスで、どんどん良いレシピが開発されることを楽しみにしています。

阿波すず香 – 幅広い用途に注目が集まる新たな柑橘

阿波すず香は、ゆずとすだちを掛け合わせて作られた柑橘です。徳島県で試験的に作られ、表皮にオレンジ色の斑点があります。ゆず、すだちと同じく、果汁や表皮の風味を楽しむ香酸柑橘類です。ただし、阿波すず香にはゆず、すだちのような個性的な香りがなく、香りそのものも鼻を近づけてかがないと感じられないくらい淡いものですが、皮含めそのままでもストレス無く食べられるほど苦みやクセがなく、幅広い分野に使うことができるのが特徴です。表皮と果汁を使うのが一般的ですが、実も苦みはほとんどなく、やり方次…

小林 幸さん – YUKI FOOD DESIGN STUDIO 

小林さんは、徳島県を拠点に、レシピ開発や、パッケージ、チラシ、ロゴなどのデザインなど、食とデザインに関わる様々な分野で活躍しています。また、書家としても活動し、個展やワークショップを開催したり、デザインに役立てています。東京都出身の小林さんは、多摩美術大学環境デザイン学科を卒業後、デザイン事務所や飲食店の仕事を経験し、フリーランスでフードデザイン事務所を始めました。活動拠点がすぐ近くなので、地のものメディアの立ち上げに様々な形で力を貸してくれました。彼女の食材と真剣に向き合う…

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